■乾電池(単3*8本)で点灯させる自作LED照明
2011年3月11日に東北から関東にかけて東日本大震災が襲いました。 その影響で今後、計画停電などを理由に灯りのない夜を過ごす可能性があるので、急遽乾電池で駆動させるLED照明を在り合わせのパーツで自作しました。 停電した夜は寂しく不安になります。みんなも親や友人に作ってあげてください。 平時は夜釣りでのランタンや集魚灯として、またキャンプでも使ってもよいかと思います。
上の写真は寝室の壁に吊るして点灯させてみたものです。 電源は単3充電池*8本、LEDは超高輝度白色LED φ5mm 40000mcd 30mAを48個使用。 なお、充電池(エネループ 1900mA*8本)だと4時間過ぎくらいまでは一定の光量を保ち、以降徐々に光量が落ちていきます。 もし照明として長時間光量を維持したいのであれば大容量の充電池(エボルタ 2400mA*8本)にしてみてください。 それか8本用電池ボックスを並列に増設すればよいかと思います。
抵抗の値は電源が9.6V、LEDのVf=3.2V、If=30mAを前提としています。
■パーツリスト(2,000円くらいで揃います。)
- 白色LED φ5mm 40000mcd 30mA 48個
- カーボン抵抗 1/4W 3Ω 16本
- ユニバーサル基板 150mm*90mm 2枚
- 電池ボックス 単3 8本用 1個
- トグルスイッチ(無くてもOK)
- 15mmジョイント4個、30mmジョイント4個、プラナット4個、プラネジ4個、ワッシャー4個 ※写真のものはプラ製ですが金属性でも可。
- 収納用のタッパ(無くてもOK) ※ 写真のものは2L、サイズは135mm*190mm*80mmほどです。
■製作手順の一例
150mm*90mmのユニバーサル基板に回路図を参考にカーボン抵抗を配置します。
ニッパーで足をカットし半田付けします。
抵抗と同じ要領でLEDを配置して半田付けします。 ※LEDにはプラスマイナスの極性があるので気をつけてください。 この回路の場合、抵抗側がプラスになります。
ユニバーサル基板を写真のように皿の上に乗せて作業をすると楽です。
抵抗とLEDの半田付け完了。
15mmジョイント・30mmジョイントを使い2段組にして電池ボックスを設置。 そして電池ボックスのプラス・マイナスのリード線を基板に半田付けします。 ※写真では8本用ではなく、4本用の電池ボックスを直列に繋いでいます。またトグルスイッチを付けてあります。
そのまま使ってもよいですしタッパに取り付け穴を開けて固定してもよいです。 紐で吊るしてもいいですね。
玄関に吊るしてみました。
夜釣りでの使用例。本体に1/4インチのナットを取り付けて、カメラの三脚のネジで固定します。(カメラやビデオカメラの三脚はほとんどが1/4インチサイズです)
●参考
LEDの基礎知識のページや抵抗値の計算フォームも用意してありますのでトップページからご覧になってみてください。