■イヤホンジャックのつなぎ方
イヤホンジャックは単純にイヤホンで聞くことだけを想定したイヤホンジャックと、 通常はスピーカーを鳴らすもののイヤホンで聞くことも想定し、 イヤホンプラグを挿したときはスピーカーへの通電をカットしイヤホンを鳴らすタイプのものがあります。
■フォーンプラグ

ステレオフォーンプラグです。モノラルはリングがありません。
■モノラルイヤホンジャック(スピーカー/イヤホン切り替えスイッチ機能付き)

●接続例
2番(信号)と3番(接地)にアンプのモノラル出力をつなぎます。スピーカーも鳴らすのであれば1番(プラス)と3番(マイナス)にスピーカー線をつなぎます。

プラグを挿したところ
●構造
1番と2番の接点がスピーカー/イヤホンの切り替えスイッチになっています。 プラグを挿すと2番からの信号がプラグのチップにつながり、 3番の接地はプラグのスリーブにつながりイヤホンを鳴らします。 なお写真のとおりプラグを挿すとスイッチ部分の2番が外側に押されスピーカーにつながっている1番とは断線するので、 イヤホンとスピーカーが同時に鳴るということはありません。 またプラグを抜くとスイッチ部分の2番と1番がくっつき通電しますので、 1番と3番につないだスピーカーから音が鳴ります。
■イヤホンジャック(スピーカー/イヤホン切り替えスイッチ機能無し)

表

裏
●接続例(モノラル)
1番(信号)と2番(接地)にアンプのモノラル出力をつなぎます。2番(接地)は3番(接地)としてもOKです。
●接続例(ステレオ)
1番(左チャンネル)と2番(右チャンネル)、そして3番(接地)にアンプのステレオ出力をつなぎます。

モノラルフォーンプラグを挿したところ
●構造(モノラル)
プラグを挿すと1番からの信号がプラグのチップにつながり、 2番の接地はプラグのスリーブにつながりモノラルイヤホンを鳴らします。

ステレオフォーンプラグを挿したところ
●構造(ステレオ)
プラグを挿すと1番からの信号がプラグのチップにつながり、2番からの信号がプラグのリングにつながります。 そして3番の接地はプラグのスリーブにつながりステレオイヤホンを鳴らします。
■イヤホンジャック(スピーカー/イヤホン切り替えスイッチ機能付き)

表

裏
●接続例(モノラル)
1番(信号)と3番(接地)にアンプのモノラル出力をつなぎます。3番(接地)は5番(接地)としてもOKです。 そして2番(プラス)と4番(マイナス)にスピーカー線をつなぎます。 4番(マイナス)は5番(マイナス)としてもOKです。
接続例(ステレオ)
1番(左チャンネル)と3番(右チャンネル)、そして5番(接地)にアンプのステレオ出力をつなぎます。 そして2番(左チャンネル)と4番(右チャンネル)、そして5番(接地)にスピーカー線をつなぎます。

モノラルフォーンプラグを挿したところ
●構造
プラグを挿すと1番からの信号がプラグのチップにつながり、 3番の接地はプラグのスリーブにつながりモノラルイヤホンを鳴らします。 なお写真では判りづらいですが、プラグを挿すと1番と3番が外側に押されて1番と2番、3番と4番がそれぞれ断線するのでスピーカーは鳴りません。 プラグを抜くと1番と2番、3番と4番がそれぞれくっつき通電しますのでスピーカーが鳴ります。

ステレオフォーンプラグを挿したところ
●構造
プラグを挿すと1番からの信号がプラグのチップにつながり、3番からの信号がプラグのリングにつながります。 そして5番の接地はプラグのスリーブにつながりステレオイヤホンを鳴らします。 なお写真では判りづらいですが、プラグを挿すと1番と3番が外側に押されて1番と2番、3番と4番がそれぞれ断線するのでスピーカーは鳴りません。 プラグを抜くと1番と2番、3番と4番がそれぞれくっつき通電しますのでスピーカーが鳴ります。